相双FCについて ABOUT
一般社団法人相双フィルムコミッションは、2024年2月9日に設立された新しいフィルムコミッションです。福島県の太平洋に面する沿岸部の相双地域を中心に14市町村で広域連携をしています。
この地域は、海や川、森林や山など自然のロケーションに恵まれ、特に文化的には、神事「相馬野馬追」が開催されることから、地域内外の馬の飼育数は世界最大規模となっています。
馬が道路を歩くのが普通の地域であるため、市民の生活に馬が馴染んでおり、他の地域では行うことが困難な市街地での馬の撮影が比較的簡単に行えます。また自然と街の距離が近いので、街から海 / 海から山などの移動距離が短く、多くのロケーションを一度に揃えることも可能です。
相双フィルムコミッションでは、現地のロケーション情報の提供から宿泊施設や飲食店の紹介など中心にコーディネート業務を承っております。
撮影業務経験のあるスタッフも在籍しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
代表あいさつ
相双地域は原子力災害により避難を余儀なくされ、復興に向けてまだまだ時間がかかる地域がたくさんあります。人口が減少してしまった地域の特性を生かし、ロケーション撮影やアーティストの活動機会として活用することもできると考え、ロケーションを紹介する団体を立ち上げました。撮影の経済的な効果だけではなく、撮影を通して地域の風景や地域の人が映像に映り込むことで、地域の人たちが地元に誇りを感じたり、映像制作者と関わることで、新たな地域文化が生まれることを願っています。

代表 根本 李安奈
組織概要
法人名 | 一般社団法人相双フィルムコミッション |
---|---|
代表 | 根本 李安奈 |
創業 | 2022年8月(旧 相双ロケ企画) |
設立 | 2024年2月9日 |
所在地 |
〒979-1308 福島県双葉郡大熊町大字下野上字大野116番5 大熊町産業交流施設207号室 |
メール |
info |
目的 | 福島県相双地域を中心に、文化・芸術などの創作活動においてクリエイターが創造的な作品を制作するための環境づくりや、地域住民による作品の制作活動への参加やクリエイターとの交流等を促すこと等を通じて、地域住民が地域に誇りを持つとともに、地域が文化的・経済的に活性化していくことを目的とする。 |
事業 |
1.フィルムコミッションに関する企画、運営及びこれらの請負事業 2.上映会等の企画及び運営事業 3.映像業界並びに地域の人材育成等に資する事業 4.映像資産の収集、整理及びデジタル保存等のアーカイブ化に関する企画及び運営事業 5.ロケーションに関する施設等の管理及び運営事業 6.前各号に関連するコンサルティング事業 7.その他、当法人の目的を達成するために必要な事業 |
支援自治体 | 相馬市 / 田村市 / 南相馬市 / 川俣町 / 広野町 / 楢葉町 / 富岡町 / 川内村 / 大熊町 / 双葉町 / 浪江町 / 葛尾村 / 新地町 / 飯舘村 |
沿革
2022年8月 | 任意団体 相双ロケ企画としてボランティアでスタート |
---|---|
2024年2月9日 | 一般社団法人 相双フィルムコミッションとして設立 |
2024年12月23日 | 事務所を浪江町から大熊町へ移転 |
2025年4月1日 | 14市町村が地方公共団体会員として加入 |
2025年3月31日 | WEBサイトをリニューアル |
定款
メンバー

根本 李安奈 代表
- 福島県南相馬市出身
- 日本大学芸術学部卒

小野田 幸実 コーディネーター
- 福島県浪江町出身
- 相双フィルムコミッション 社員

馬場 立治 コーディネーター
- 千葉県千葉市出身
- 多摩美術大学卒
- アートディレクター
フィルムコミッション
の役割
フィルムコミッション(FC)とは映画、テレビドラマ、CMなどのあらゆるジャンルのロケーション撮影を誘致し、実際のロケをスムーズに進めるための非営利公的機関です。
多くが国や州・市など自治体等に組織されており、国内ばかりでなく国際的なロケーション誘致・支援活動の窓口として、地域の経済・観光振興、文化振興に大きな効果を上げています。
FCの3要件
非営利公的機関であること
自治体や外郭団体、NPOや商工会であっても無償で制作支援を行います。撮影隊と金銭の授受を行わない関係を保つため資金援助、タイアップ協力はしていません。
撮影のためのワンストップサービスを提供していること
撮影に関する一元的な窓口を担い、ロケーション情報の提供や、公的施設等を利用する際の、許認可調整を行います。
作品内容を問わないこと
全ての依頼作品を支援し、撮影の内容や規模によって優遇・拒否することはありません。それは作品の内容をFCが評価することになってしまいます。優遇されることを狙ったり拒否されることを恐れたりして作品内容が自主規制されるような結果になれば、映画にとって最も大切な「表現の自由」を制約することになりかねません。
ただし、ロケ地の使用については管理者によって断られることがあります。